Kininaru Topics 04

2016年から始まった、
三菱地所ウッドビルドの​
木造化モデル。

建築業界では今、カーボンニュートラルの貢献手段として、建築の木造・木質化が注目されています。日本では古くから木造建築が行われてきましたが、現在ではその大半は1〜3階建ての低層住宅です。しかし、カーボンニュートラルの観点から見ると、今後は4〜10階建ての中高層建築の木造化に期待がされています。

このような時代の流れを踏まえ、中高層建築の木造化に積極的に取り組んでいる企業があります。それが、三菱地所グループの三菱地所ウッドビルドです。元は三菱地所住宅加工センターという社名でしたが、2024年に社名変更。それまで行ってきた2×4工法(枠組壁工法)や在来工法(木造軸組工法)に関わる建築資材の製造・加工・販売に加え、CLTなどのエンジニアリングウッドの提案。さらには、木造化の推進と地域産材の活用を図る木造建築の設計・施工のトータルサポートをスタートさせました。
※木質材料のうち強度性能が所定の試験によって水準を満たしているもの。

LVL(単板積層材)の梁により最大14mの開口部を確保しつつ、内部は32×20mの無柱空間を実現した「オーシカ倉庫」

5m跳ね出した庇は倉庫としての実用性も高めつつ、特徴的なファサードを構成。

キになる記事一覧