

Kininaru Topics 03
建設業と林業が
一緒に育つ
未来をつくる。
「木材を使い建物をつくる建設業」と「森で木を育て市場に供給する林業」は、森林資源を通じて密接に繋がっています。だからこそ、森林資源の適正利用や持続可能な森林管理には、使う側と供給する側の連携を深めることが重要といえます。三菱地所ホームでは、このような考えのもと、木材がどこの森林で伐られたのかを管理し、追跡できるトレーサビリティの明確な国産材の利用を推進しています。

この活動をさらに加速させるために三菱地所ホームは、NPO法人「えがおつなげて」と三菱地所と連携。2011年、山梨県との間に、山梨県産材の利用量の拡大を通じて、県内の林業の健全な発展に貢献することを目的とした「山梨県産材の利用拡大の推進に関する協定」を締結しました。
トレーサビリティが明確な、山梨県産のFSC認証材を使用することは、建設業だけではなく、林業も健全にしてくれます。木材が適切に管理された森林から産出されたものであることを証明する認証材は、価格は高くなりますが、消費者に環境保全を目的とした選択的な購入を促します。そして、その利益は持続可能な森林管理へと確実につながっていくからです。

トレーサビリティが明確な、山梨県産のFSC認証材を使用することは、建設業だけではなく、林業も健全にしてくれます。木材が適切に管理された森林から産出されたものであることを証明する認証材は、価格は高くなりますが、消費者に環境保全を目的とした選択的な購入を促します。そして、その利益は持続可能な森林管理へと確実につながっていくからです。


2025年3月現在、三菱地所ホームが手がける新築注文住宅において、構造材に占める国産材率は7割以上で、木造住宅業界でもトップクラスの採用率を誇っています。これは、2011年の協定締結から着々と取り組んできた成果と言えます。森林資源という人類のかけがえのない資産を守るため、業界を超えて協働し、建設業と林業がともに育つ未来をつくる。三菱地所ホームは、これからもトレーサビリティの明確な認証国産材の利用を進めていきます。

私たちが設計する建物に使われる木材がどこから来ているのか知ることは、私たちの役割であり責任です。さらに山側の方々と顔の見える関係性をつくり、計画的かつ継続的に木材を提供してもらうことで、森林と林業への貢献がしたいと考えています。
三菱地所ホーム 都市木造・ソリューション第一事業部
永田 萌