Kininaru Topics 02

街づくり
だけではなく、
森づくりも
しています。

三菱地所ホームでは、国内林業の持続的な発展に寄与するため、国産木材の活用を積極的に進めてきました。しかし、いつしか「ただ活用するだけで充分なのか?」という疑問を抱くようになりました。そして、“木を使う自分たちの事業を支える源流は山にある。木を使う企業として森林資源を深く知り、未来につなげる責任があるのではないか”という考えに至りました。

そんな時期に出会ったのが、山梨県で行われている企業や団体が森林保全や森づくりに協賛する「企業の森」という取り組みです。2023年には山梨県北杜市、地権者、有限会社藤原造林との間で「森林整備協定」を締結。社員による森づくり活動「三菱地所ホームの青空オフィスYAMANASHI BASE」をスタートさせました。

活動の拠点となるのは、北杜市から借りた2ヘクタールの山林。社員が植林や下刈りなどの森林整備活動を通じて、苗木を未来の家づくりに届ける活動やCO2吸収量の増加に取り組んでいます。さらに、カーボンニュートラルや国内林産業、木材産業の課題認識や知見を深める研修などを実施。ステークホルダーとの関係性を学びながら、課題解決につながるアイデアの創出をめざしています。

『YAMANASHI BASE』には、様々な部署から社員が参加。参加者からは「ふだん使っている木材の資源としてのありがたみや循環の必要性を強く感じた」、「森林資源の課題は、林業だけが向き合う課題ではなく、山に近い上流から建設現場の下流まで一緒に考えていくべき課題であると自覚した」などのコメントが寄せられ、社員の一人ひとりが自分の仕事の価値や課題に向き合う、いい機会にもなっています。

三菱地所ホーム 広報・サステナビリティ推進部 サステナビリティ推進グループ グループ長 関根 智恵
Voice

森林は知れば知るほど奥が深く、魅力も課題も満載。社員全員が自ら森林作業に関わり、森林従事者の方々との時間を共にし対話をする中で、自分たちが提案している木造建築、木造住宅の新たな価値を見出すことが出来ています。その価値をお客様にお届けしたいと考えております。

三菱地所ホーム 広報・サステナビリティ推進部 
サステナビリティ推進グループ グループ長 
関根 智恵

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